人間の体は骨や筋肉、神経や血管などで作られています。

頚から腕にかけてつながる長い組織は「神経か血管」となります。

よって、頚から腕全体にかけて起こる痛みの直接的な原因は「頚から腕にかけての神経痛」と言うのが、その病態の本質となります。

なぜなら、骨や筋肉は「肩から肘・肘から手首・手首から指先」と細かく細分化されているからです。

これは人間の解剖学を調べるとわかることですが、画像のように頚椎の後方から枝分かれして腕や指先まで繋がっています。

この頚から腕の痛みは頚部脊柱管狭窄症・頚部ヘルニアと診断されるものを含めて「頸肩腕症候群」と言って、治りにくい症状の総称としても知られています。

頚椎を適切に処置しても改善していかないケースが多くあるからです。

・痛い場所へアプローチする場合

上記の解剖学を考えると、腕の痛みに対してではなく、首へアプローチするべきですが、医療機関によっては痛みを感じる腕へアプローチするケースもあるようです。

・薬や注射

疼痛緩和の痛み止めや神経ブロックする注射は「即効性」があります。夜眠れない、仕事ができない方は必要とも考えます。

「代表的な現代病」

この頚から腕への痛みは「深刻な首回りの異常」を伴います。

パソコンやスマホ、まさしく現代社会で切っても切り離せないアイテム。

これをご覧の方もそうですが、日中起きてる時はほとんどの方が向き合っているのではないでしょうか。

人間の体は動かさないと、固まります。動物なのに動かずに植物のように動かない生活にも目を向ける必要があります。

1. １体の現状を確認するスクリーニング検査

2. ２体の土台となる骨盤の整復処置

3. ３頚椎から腰椎まで背骨全体を整える

4. ４腕への神経の通り道を支える第１肋骨へのアプローチ

5. ５症状を繰り返さない首や肩、腕を整えて強くする運動療法